【doob 3D Japan Exhibition booth design】
"What do you exhibit?"
ドイツを拠点に世界に展開する3Dフィギュアメーカー【doob 3D Japan】の「SC business fair 2020」ブースデザインです。 【doob 3D Japan】は、その卓越した技術力とものづくり精神で、ユーザーへ自身の高品質のフィギュアを届ける企業です。ユーザーは総数350個を超える全方向カメラによって全身をスキャンして、その3Dデータをドイツ本社のエンジニアたちが修正を行い、高性能プリンターにて出力、その後ユーザーへと届けられます。 当初、今回の「SC business fair 2020」の展示デザインは、【doob 3D Japan】の商材であるフィギュアを多く並べ、その精巧さや再現力といった技術力を押し出す展示方法で進んでいました。しかし、そもそも【doob 3D Japan】の本質の意味はなんなのか?という掘り下げを行うことで、【doob 3D Japan】の商材は「フィギュア」ではなく、「想い出を固定化するサービス」であると結論を出しました。その結果、【doob 3D Japan】の魅力をユーザーに最大限に届けるためには、フィギュアを並べる展示方法ではなく、「想い出のシチュエーション」を多く見せるような展示がふさわしいという結論になりました。 マタニティから出産、誕生日などの子供の成長をフィギュアで残したり、ウェディングの想い出のフィギュアだったり、コスプレイベントの自分の姿を残したり、というようなシチュエーションを大量に展示することで、フィギュア自体のリアルさよりもフィギュアが届ける価値のリアリティを感じてもらうデザインとなりました。