FOOD CUP DESIGN
【絵画のような物語を】
これはおせちやオードブルなどを仕分けるための食品用カップです。
コンセプトとして、食品用カップというプロダクトは「絵画における額縁」のようなものではないかと考えました。
額縁とは「絵画を惹き立てるためのフレーム」であり、食品用カップは「料理を惹き立てるためのフレーム」です。壁面と絵画を調和させ、より親和性の高い状態に昇華させる額縁のような役割を、このプロダクトでも果たせないか?このような考え方を徹底的に追求したプロダクトです。
このプロダクトはBtoBtoCの販売チャネルを展開しているため、決定権をもつユーザー様に直接営業することができないルートとなってしまっていて、クライアントの営業マンが直接プレゼンする機会がない状況でした。
そんな状況を打破するため、プロダクトにストーリー性を付与することで、「製品そのもの」が営業ツール=ストーリーテラーとなり、ヴィジュアルやコンセプトのみで、デザインの意図を顧客に100%伝えることができるような、展開力のあるデザインを目指しています。